手話は日本語とは別なもの!!!
私が手話講習会に通い始めて2年。時々、ろう者の体験を聞く機 会があり、今まで思っていたのと違いがありすぎて、驚いていま す。『ろう文化』という言葉も知りました。 わざわざ『文化』と呼ばれる最たる理由は、手話と日本語が同じ ものではないからです。 手話には、「日本手話」と「日本語対応手話」との2種類があり ほとんどのろう者は、「日本手話」しか分かりません。 この「日本手話」は、日本語の文法とは異なっていて、頭の中で も手話で考えるのだそうです。 特徴的なことは、助詞を使わない、主語が最後に来る場合がある 等々です。 何も知らない私は、日本語を順序よく、手話に変換すればいい、 いざとなったら筆談で…などと軽く考えていたので、奥の深さに とまどっています。 ろう者をどう理解するか? 手話を学ぶ上で、避けて通れない問題です。 最近、1冊の本が出版されました。 『拝啓病院の皆様』。 ろうの患者さんの入院体験記ですが、この病院というのが、私の 勤める病院で、それも私の配属されている病棟に入院されていた のです。 この病院には、手話通訳者はいません。入院当時私は、自分の 名前を手話で表すのが精一杯。筆者が大変なご苦労をされていた 事を、本を読んで知りました。 特に、インフォームドコンセント。日本語(の文法)で聞いて も、医療現場の用語は難しいもの。文法も違う、情報も少ない (ろう者は情報障害者とも呼ばれる)、 病気によっては通訳者を頼み難い…医師や看護師の言葉が分から ず、辛い思いをした事が、赤裸々に綴られています。 『手話と日本語は、全く別なもの。』まず、それを知って下さい! また、聾学校で長年行われてきた驚きの教育法、そして現在、 聾学校盲学校等の統合が進み、盲の教師が聾の生徒のクラスを割り 当てられるなど、考えられないような人事異動が行われている 実態、手話をメインにした日本で初めての小学校等、またの機会に お伝えしたいと思います。教育再生が、健常者中心に報道される陰 で、障害を持つ子ども達の教育がどこへ向かっているのか、一人 でも多くの人に、関心を持って欲しいと思います!。